この度6月28日、三戸大神宮様の向拝にて、新たにステンドグラス
結々(ゆい)が大成いたしました。(H268×W1798)、(H268×W748)×2



昨年の6月には神樂(うたげ)が大成しておりますが、物語は雅楽の音色にのせて人々が集まり、歌や踊りを楽しんでいる様子から人々が集う、人と人との繋がり、そして、沢山のご縁がありますようにという想い、願いを込め「結び」として表現し、結々(ゆい)と名付けました。



日本は結びの文化でもあり、古来から神道においても大事な観念として語り継がれ、また手鞠も和の文化として丸く長い糸を巻いて作る事から末長い幸と、ころころと物事がうまく運ぶ縁起物として親しまれています。



結々(ゆい)
結び(二重叶い結び、お守りにも使われている結びでもあります)と
縁起物として手鞠、組子、榊、そして、水の流れ、障子をモチーフにイメージし、表現しております。



結びの長く流れる緩やかな曲線の紐は、優しさも感じられ、丸い手鞠の可愛らしさ今にも紐が揺らぎ、手鞠がコロコロと動きだしてきそうです。


より一層大正浪漫の風を感じて物語に思いを馳せご鑑賞して頂けましたら幸いです。
2023 6月 デザイン、構成、創作
ステンドグラス作家
高橋優子